という悩みを解決します。
【寂しい?】60代・老後の一人暮らしの割合は?男女の違いも
60代の一人暮らしを「寂しい」と感じている人がどの程度いるでしょうか。
寂しいという感情は数字にできませんが、日本の
- 高齢者人口
- 高齢者人口の割合
- 一人暮らし人口
- 一人暮らし人口の割合
などが総務省の統計データからわかります。
これらの情報から高齢者の実態と、60代・高齢者が楽しい人生を送るための方法を探っていきます。
高齢者の人口分布
60代限定ではなく、高齢者で分類される65歳以上のデータを紹介します。
日本の高齢者数と割合
日本の人口は2015年から減り始めていますが、現在でも1億2千万人以上います。
以下が高齢者に関する数字です。
日本の人口 | 1億2434万8千人 |
65歳以上 | 約3622万8000人 |
高齢者の割合 | 29.20% |
一人暮らしの高齢者数 (2020年) | |
約631万1000人 | |
男性: 約230万8000人 | |
女性: 約400万3000人 |
高齢者単独世帯の割合 | |
男性割合 | 24% |
女性割合 | 48% |
一人暮らし高齢者増加予測 (2040年) | |
約896万人 |
65歳以上の高齢者は
- 日本人の10人に3人
- 一人暮らしは5人に1人
65歳以上の一人暮らしの
- 男性は4人に1人
- 女性は2人に1人
近い将来
- 日本人の10人に1人が一人暮らしの高齢者?
という高齢先進国が日本の現状です。
以下に、データに基づいた女性と男性の高齢者に対して考察します。
60代・高齢女性の一人暮らしの現状
日本の高齢女性の割合が高く、一人暮らしをする女性の割合は男性の約2倍に達しています。
この状況は、女性の平均寿命が男性より長いこと、及び未亡人となる女性が多いことに起因している可能性があります。
その一方で、一般的に女性は知人や近しい人などに繋がりやすいとも言われています。
しかし、一人暮らしになることで高齢女性は
- 社会的に孤立する
- 経済的な困難に直面する
などのリスクが高まります。
60代・高齢男性の一人暮らしの現状
高齢男性の一人暮らしの割合は女性に比べて少ないものの、今後増加する傾向にあり、様々なリスクが注目されています。
多くの高齢男性は、定年退職後に社会的な役割を失い、孤立しやすくなる傾向にあるため、寂しさや孤独感を強く感じることがあります。
高齢者の一人暮らしには、男女で異なる課題が存在しますが、共通して言えるのは、
- 寂しさ
- 孤独感
このふたつが大きな問題になります。
これらの問題に対応するためには、高齢者自身が社会参加し、活動的な生活を送ることが重要です。
60代になっても寂しさを感じず、健康で満足のいく生活を送ることを目指しましょう。
孤独は怖くない:60代が寂しいと感じる理由・原因
孤独や寂しさは、60代の方々が直面する普通の感情です。
しかし、これらの感情は必ずしも否定的なものではありません。
寂しさを理解し、それに対処することで、より充実した人生を送ることが可能になります。
60代が寂しいと感じる主な理由・原因
社会的役割の変化
定年退職や子どもの独立など、人生のこの時期には大きな変化が伴います。
これらの変化は、自己価値や日常の目的を見失わせ、結果として孤独感を引き起こすことがあります。
健康面
年齢とともに健康問題が増えると、社会的な活動や交流が制限されることがあります。
これにより、孤立感が高まり、寂しさを感じやすくなります。
経済的問題
定年退職後の収入減少は、活動の範囲を狭め、社会的な繋がりを減少させる可能性があります。
友人や家族と疎遠になる
生活スタイルの変化や、友人や家族との死別などは、孤独感を増大させます。
これらの感情を認識できることで、新しい趣味や関心を深める機会を得ることができます。
また、寂しさを感じることは、人間関係を改めて考える機会になり、より意味のあるつながりを求めるきっかけとなることもあります。
寂しいと感じる60代のリスク:男女の違い
寂しさは単なる感情ではなく、特に60代においては、身体的および精神的健康に多大な影響を及ぼす可能性があります。
男女でこれらのリスクは異なる形で現れ、異なる影響を及ぼす可能性があります。
60代:男性のリスク
60代以上の男性では、寂しさにより
- 高血圧
- 心臓病
- 免疫系の弱体化
などの健康問題を引き起こす可能性があります。
退職後の社会的役割の喪失は、特に男性においては
- 自尊心の低下
- 「自分らしさ」の喪失
などを感じ、これが孤独感を深める原因となることがあります。
60代:女性のリスク
女性は社会的なつながりを維持することで寂しさを乗り越えやすいかもしれませんが、寂しさは
- うつ病
- 不安症
- 睡眠障害
などの精神的健康問題につながる可能性があります。
また、一人暮らしの高齢女性は、
- 身体的に弱者
- セキュリティの問題
などに直面する可能性が高く、これがさらなる孤立を招くことがあります。
60歳以上の孤独死は男性が多い
孤独死とは、一人で亡くなり、その死が長い時間気付かれないことを指します。
この現象は、60代以上の男性において特に顕著で、多くの場合、社会的孤立が主な原因とされています。
孤独死のリスクを高める要因には
- 定年退職による組織からの孤立
- 精神的・身体的健康問題
- 社会からの孤立
が含まれます。
男性が高リスク
ある調査結果によると、孤独死者のうち83.1%が男性であり、特に60代の男性に多い傾向があります。
危険な年代
孤独死者の平均年齢は61.6歳で、60代は孤独死が多い年齢層とされています。
死因の多くは病死
孤独死の約6割以上が病死であり、自殺の割合も一般の死亡率より7倍高い10%を占めています。
発見までの時間
孤独死の約4割が3日以内に発見されますが、平均して発見までの日数は17日です。
早期発見
孤独死が最も早く発見されるケースは
- 音信不通
- 訪問
が主です。
これは、人との定期的なコミュニケーションが早期発見につながることを示しています。
孤独死の予防
人とのつながりを持ち、健康管理に留意することが、孤独死の予防に非常に重要です。
定期的な健康診断や家族、友人とのコミュニケーションを保つことが推奨されます。
60代の孤独死:男女の違い
孤独死のリスクには男女で違いがあります。
一般的に、以下の点で男女間に差異が見られます。
60歳以上男性(女性との違い)
- 社会的孤立が一般的。
- 健康問題への意識が低い。
- 感情表現や助けを求めることが難しい。
- 社会的支援ネットワークが少ない。
60歳以上女性(男性との違い)
- 社会的繋がりを維持しやすいが、孤立することもある。
- 健康管理への意識が高い。
- 経済的な問題に発展することがある。
- 家族との疎遠による孤立の可能性。
60代の寂しさは男女で異なり、男性は社会的孤立や健康問題が、女性は精神的健康や経済的困難が主なリスクです。
孤独死は特に男性に多く、早期発見と人とのつながりが予防に重要です。
寂しい60代の生活費の実態:男女で違う?
総務省の家計調査によると、高齢者の一人暮らし世帯の平均月間生活費は約16.5万円とされています。
このデータを基に、60代の男女の生活費の実態を見てみましょう。
60代女性の生活費の実態
平均月間消費支出
- 60〜65歳の女性の単身世帯では約15万1673円。
これは、高齢者世帯の全体平均よりも約1万3000円低い数値です。
年間では約181万616円が必要です。
60代男性の生活費の実態
平均月間消費支出
メモ
女性の単身者の経済状態については、情報がありますが、男性に関しては見つかりませんでした。女性の平均が全体平均より低いことを考慮し、60代男性の生活費は全体の平均よりも高く、仮に平均以上と仮定します。
60代女性の平均より約1万3000円高いとすると、
- 男性の平均月間消費支出は約17万8000円
と推定できます。
年間では、これが約213万6000円に相当します。
60代・男女の違いと考察
生活費
60代女性は平均よりも低い生活費でやりくりしているのに対し、男性は平均よりも高い生活費がかかっていると推定されます。
経済的余裕
男性は一般的に女性よりも高い収入を得ている可能性がありますが、それに伴い生活費も高く、実際の余裕は予想より少ないかもしれません。
収入と生活費のバランス
女性はより厳しい予算管理が必要ですが、男性も高い生活費に注意が必要です。
60代一人暮らしの生活費の違いを知って・・
60代の男女では生活費に明確な違いがあり、男性は平均よりも高い生活費を見込む必要があります。
どちらの性別にも、収入に応じた適切な生活費の管理が求められます。
特に健康や社会的つながりなど、生活の質を保つための計画的な支出が重要です。
一人暮らしの60代が楽しみながら寂しさを克服する方法10選
一人暮らしの60代は、生活の中に楽しみを見つけることで寂しさを克服できます。
ここから、現実的でワクワクする方法10選を紹介します。
- 趣味の探求
- 料理のスキルアップ
- 運動を始める
- 地域のコミュニティに参加
- ボランティア
- 旅行を計画
- 学び直し
- ペットを飼う
- ガーデニング
- デジタル技術を活用
1. 趣味の探求
新しい趣味を見つけることで、自己実現と楽しみを得られます。
例えば
- 絵画
- 園芸
- 写真撮影
などがおすすめです。
2. 料理のスキルアップ
料理教室に参加するか、新しいレシピに挑戦してみましょう。
自炊は健康的で経済的です.
友達を招いてホームパーティーを開く楽しみもあります。
3. 運動を始める
- ウォーキング
- ヨガ
- 水泳
など、楽しみながらできる運動を見つけましょう。
健康維持にもつながります。
4. 地域のコミュニティに参加
地域のイベントやクラブ活動に参加して、同じ興味を持つ人たちと交流しましょう。
5. ボランティア
地域社会への貢献は、人とのつながりを作り、充実感を与えてくれます。
6. 旅行を計画
国内旅行や日帰り旅行を計画して、新しい場所を発見しましょう。
シニア向けのツアーなら、同世代の人々との交流も楽しめます。
7. 学び直し
最近耳にするようになった「リスキリング」です。
地元のコミュニティやオンラインコースで、新しいスキルや知識を学びましょう。
8. ペットを飼う
動物はかけがえのない家族のような存在になり得ます。
ペットと生活を共にし、世話をすることで、日々の生活に活力が生まれます。
9. ガーデニング
自宅の庭やベランダでガーデニングを始めてみましょう。
植物の成長を見守ることは、大きな喜びとなります。
10. デジタル技術を活用
SNSやビデオ通話を利用して、遠くに住む家族や友人との連絡を密にしましょう。
また、デジタル機器を使って新しい趣味に挑戦するのも一つの方法です。
いかがですか?
実はこれ以外にも60代でも新しいことに挑戦できるものがあります。
- 今までやってこなかった事
- これからやってみたい事
などが、60代の一人暮らしでも、日々の生活に楽しみと充実感をもたらすことができます。
60代が寂しいと思わないための友達作り
60代の方々にとって現実的かつ効果的な友達作りの方法を以下に厳選して紹介します。
これらは、新しい様々な繋がりを築くことに役立ちます。
- マッチングアプリやサイトを利用する
- 趣味を共有するグループに参加する
- ウォーキングサークルやスポーツジムに入る
- ボランティア活動に参加する
【60代の友達作り:その1】マッチングアプリやサイトを利用する
年齢層を考慮したマッチングアプリやサイトを利用して、同じ年代で共通の興味を持つ人々と出会いましょう。
安全性を重視し、公共の場所で初めて会うなど、セキュリティに注意しながら利用してください。
ポイント
特に「華の会メール」という出会い系サイトは、60代のカップルが成立しやすいためおすすめです。
-
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【60代の友達作り:その2】趣味を共有するグループに参加する
地域に根差した趣味クラブやサークルに参加しましょう。
例えば、
- スポーツ
- 園芸
- 写真
- 釣り
- 読書
- 料理
など、共通の関心事を持つ人々との出会いは、楽しさを共有することで友情へと発展しやすいです。
ポイント
「シニアサークル」で検索すると、地元はもちろん、オンライン上で世界各地に友人を作り、楽しい時間を過ごすことができます。
【60代の友達作り:その3】ウォーキングサークルやスポーツジムに入る
健康を目的としたウォーキングサークルやスポーツジムに入会することで、同じ目的を持つ人々と繋がることができます。
運動は健康のためだけでなく、新しい友達を作る絶好の機会でもあります。
【60代の友達作り:その4】ボランティア活動に参加する
地域社会でのボランティア活動に参加することは、さまざまな背景を持つ人々と出会い、同時に地域社会に貢献する良い機会です。
共に働く中で自然と友情が芽生えます。
ポイント
「地元の自治体名(〇〇県、〇〇市など)、ボランティア」で検索すると見つけられます。
または、Yahoo!ボランティアなどを利用すれば全国の最新ボランティア情報をゲットできます。
これらの方法は、60代の方々が新しい友達を作るための現実的で有効な手段です。
共通の趣味や興味を持つ人々と出会うことで、寂しさを感じる時間を減らし、人生に新たな喜びを加えることができます。
まとめ:60代は寂しいなんてことはありません!
ここまで60代の一人暮らしの
- 割合
- 寂しさの理由
- リスク
- 生活費
- 寂しさの克服方法
などをお伝えしてきました。
これらの情報から自分に合うものを選択し、まだまだ長い楽しい第2の人生をハッピーにしていきましょう。